北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所の事業概要や西港や東港の役割と港勢、浚渫船「白山」の役割や西海岸地区の浸食対策など(会派による視察)

北陸地方整備局の令和2年度予算4,573億円のうち新潟県は1,405億円となっています。

防災、減災、国土強靭化の3か年緊急対策の集中実施と既存施設の維持管理、更新による安全で安心、豊かな生活に資する様々な対応が求められている中、主要な事業について視察研修を受けることができました。

24時間体制で航路泊地を浚渫していること、その掘り出す土砂の量が年間80万トンになることに驚きました。また浚渫船が災害時において緊急物資輸送にあたることが役割の一つになっていることにも、国としての役割のひとつであると認識できました。

西海岸の保全施設整備事業の具体的事業について説明を受けましたが、突堤が砂の沿岸方向への異動を抑制する目的であったことも発見でした。なぜ、あのような突堤が設置されたのかどのような効果があるのかを確認できました。

令和3年度で完了する30数年にわたる当該事業が関係地域の2.5万の人命や3,100億円の試算、経済を守るという試算値の大きさも驚きでした。

災害対策やインフラ整備は、本市においても色々なところで必要となる事業ですが、優先順位を考えるにあたって、今回の視察により学んだ事を十分参考にしながら提案していきたいと思います。